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総括と反省、改善、方針 [気体分子ギャラリー]

コメント欄にnegaDEATH さんよりの長文の誠実なコメントをいただいたので、オークションシステムを変更する事にしました。一ヶ月単位にして、少なくとも2週間以上、コレクターの方々に考え手いただく時間をとれるようにしようと思います。

このnegaDEATH さんの長文の誠実なコメントは、一番最後に収録してあります。

それに関連して、念頭にあたり現在の様子を総括的にご報告しておきます。



第1章 気体分子ギャラリー2010年の成果

 2011年1月現在、気体分子ギャラリーは主に5つのサイトを運営しています。

    1.彦坂尚嘉ブログ 
      彦坂尚嘉の《第41次元》アート1http://hikosaka.blog.so-net.ne.jp/
        彦坂尚嘉の《第41次元》アート2http://hikosaka2.blog.so-net.ne.jp/
        彦坂尚嘉の《第100次元》アートhttp://hikosaka3.blog.so-net.ne.jp/
        彦坂尚嘉の《第200次元》アートhttp://hikosaka4.blog.so-net.ne.jp/    
    2.気体分子ギャラリーオフィシャルサイトhttp://www.kitaibunshi.com/
    3.ショッピングサイト
      http://kitaibunshi.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=597137&csid=0&sort=n  
    4.オークションサイトhttp://gallery.kitaibunshi.shop-pro.jp/            
    5.ポッドキャスト http://geijyutu100jigen.blog.so-net.ne.jp/

 2010年は、アートフェア東京出品(彦坂尚嘉)やホテルのコミッションワークの他、彦坂尚嘉個展を2回と気体分子ギャラリー企画個展を2回(栃原比比奈/山本藍子)、フリーアート展、栃原比比奈700号作品内覧会をこなし、朝日新聞社から「空想皇居美術館」(彦坂尚嘉)を出版しました。詳しくは下記です。

1、アートフェア東京に2年連続で、ギャラリーARTより、ブースの内側の空間全部を使っ彦坂尚嘉の個展に準ずるかたちで出品(2010年4月2日-4日、東京国際フォーラム)。

2、アートフロントギャラリーからの大阪の外資系ホテルのコミッションワークとそれに関連する形で、120号大の油彩画を4点納品。

3、東京京橋のギャラリー山口と気体分子ギャラリー藤沢の2会場で、「栃原比比奈のジギルとハイド2重人格展」(2010年1月25日〜30日年1月2日〜30日

4、マキマサルファインアーツと気体分子ギャラリー藤沢で日本画出身の豚絵画/山本藍子新作個展+玄牝展」(2010年5月21日(金)〜6月01日(火)/;2010年6月04日    (金)〜6月29日(火)

5、「フリーアート」第1回展(2010年8月9日(月)〜22日(日) 於:気体分子ギャラリー    藤沢) 出品作家:高橋 堅(建築家)、糸崎公朗(写真家・美術家)、上岡誠二(東京F.A.T.)大木裕之(映像作家)、エサシトモコ(彫刻家)、中村圭一(美術家)後藤充(写真家)、ASADA(彫刻科)、太田丈夫(美術家) 北美紀(映像作家)、中川晋介(アニメター)、田嶋奈保子(美術家)栃原比比奈(美術家)、彦坂尚嘉(美術家)

6、彦坂尚嘉・五十嵐太郎・新堀学編著『空想 皇居美術館』(朝日新聞社出版 2010/5/20 : 208ページ サイズ:21 x 15 x 2.2 cm )

7、『皇居美術館』出版記念展覧会(タマダプロジェクトコーポレーション 2010年5月10日〜16日)

9、シンポジウム

トーク:都市論から皇居美術館の空想を考える
5月10日(月)タマダプロジェクトコーポレーション 

協力:朝日新聞社

若林幹夫(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
萩原剛(竹中工務店設計部)
五十嵐太郎(建築評論家、建築史家、東北大学教授)
新堀学(建築家、NPO地域再創プログラム副理事)
彦坂尚嘉(現代美術家、美術史批評、立教大学大学院特任教授)

トーク:都市論から皇居美術館の空想を考える2
5月16日(日) 
タマダプロジェクトコーポレーション 

協力:朝日新聞社

平沢剛(映画研究。明治学院大学非常勤講師)
山名善之(建築学者)
新堀学(建築家、NPO地域再創プログラム副理事)
彦坂尚嘉(現代美術家、美術史批評、立教大学大学院特任教授)

『空想 皇居美術館』(朝日新聞出版)刊行記念シンポジウム


「皇居美術館の可能性を考える」

2010年6月19日(土)会場:Bibliothèque(ビブリオテック)協力:朝日新聞社

鈴木邦男(右翼活動家)
辛酸なめ子(皇室ウォッチャー、漫画家、文筆家)
鈴木芳雄(前雑誌『BRUTUS』副編集長)
倉方俊輔(建築史家)
彦坂 尚嘉(現代美術家・立教大学大学院特任教授)
五十嵐 太郎(建築史家・建築評論家。東北大学大学教授)
新堀 学(建築家 、NPO地域再創生プログラム副理事長)

シンポジウム『芸術憲法』の起草とアートから始まる改憲運動
2010年9月3日(金)19:00~20:45 マキイマサルファインアーツ
西部邁(政治評論家)
秋山祐徳太子(彫刻家)
彦坂尚嘉(現代美術家・立教大学大学院特任教授)


シンポジウム世界の新しい美術館と皇居美術館
2010年9月5日(日)19:00~20:45 マキイマサルファインアーツ
暮沢剛巳(美術評論家)
五十嵐太郎
彦坂尚嘉

シンポジウム心の中のタブー/同性愛心中・皇居空間・憲法改正
2010年9月10日(日)19:00~20:45 マキイマサルファインアーツ
大木裕之(映像作家)
新堀学
日時:9月10日(金)19:00~20:45

また、『毎日オークション(現:気体分子オークション個展)』を始めるなど新しい挑戦もあり、そういう意味では 2010年は実り多い一年と言えます。

●毎日オークションの第一回開始日時:2010年6月23日 
●2010年の最後は、第94回気体分子ギャラリー・オークション『糸崎公朗「反-反写真」個展の7』です。2010年12月20日でした。


しかし、無計画にサイトが改良されたり、増設されたりした結果、サイト間の行き来が複雑になりすぎて分かりにくい構造になってしまったという反省点もありますと、栃原比比奈さんが反省点を語っています。


彦坂尚嘉自身の性格なのですが、戦略が無いのではないのですが、無計画というか、衝動的で、せっかちなのです。その辺は、小さくてもギャラリーを運営して行くと、ショッピングサイトへのアップがたいへんで遅れが出たり、漏れが出ています、さらに買ったくださったお客様への作品の発送に遅れが出てしまったことです。


その辺への深い反省もあるのですが、実は糸崎公朗さんが気体分子ギャラリーに作家として参加してくださるだけでなく、運営にも関わってくださるということで、改善を進めて行きたいと思います。コレクターの皆さんにはあきれられているとは思いますが、ご迷惑をかけないようにするべく努力する所存です。

 オークション運営に関する様々な問題を解決するためにも、2011年は複雑になったウェブサイトを整理し、チームワークを重視したウェブ管理/ウェブ運営を目指したいと思います。

第2章  2010年に改善された点と2011年の抱負 ]

● 2010年のWEBサイト成果

1,気体分子ギャラリーのオフィシャルサイトの更新が出来るようになった。(今までは外部の協力により運営)
2,ショッピングカートを使ってオークション作品を販売出来るようになった。
3,オークション専用のブログサイトにより、オークション参加者の個人情報や入札金額、落札金額を管理することが出来るようになった。
4,ポッドキャストにより、彦坂尚嘉トークの録音データをインターネット上にアップ出来るようになった。
5,ユーチューブに気体分子ギャラリーの活動等を紹介し、それをフリーアートとしてオフィシャルサイトに掲載することが出来るようになったことです。

 現在彦坂尚嘉の名でアップされているYouTube画像は175本です。

さらに他の人にアップしていただいたYouTube画像もあるので、
彦坂尚嘉の名で検索出来るYouTubeは218件あります。



negaDEATH様


コメントとご提案ありがとうございます。

ご希望にお答えして、オークションをひと月単位にする事にしました。

● 2011年の目標

1,作品管理や落札後の顧客情報管理、その他発送までに必要なデータ管理の体制を整える。
2,落札/注文から発送までの流れを考えた上でシンプルなマニュアルを作り、オークション規約も分かりやすくする。
3,定期的にそれぞれのサイトを更新出来るようにする。
4,英語サイト、中国語サイトをつくる。

続きを読む


来年に向けて [気体分子ギャラリー]

日本の現代アート/現代美術が、ほぼ例外無しに《第6次元 自然領域》の作品で、しかも《原-芸術》が無くて、《原-デザイン》になっているという状態で、固定されてきているというように見えます。

それは長谷川祐子氏の言うように、アートとデザインの遺伝子が入れ替わったかのようです。

しかしこうした事は、過去にも起きているのです。



たとえば江戸時代浮世絵でも、《第6次元 自然領域》で《原-デザイン》の作品はたくさんあります。その一つに歌川豊国がいます。

しかし私は、そうしたことが、全世界的に起きているとは思えないのです。

日本は大政翼賛会的な締め付けのある国で、異質なものを排除する力が強い社会です。それに対して芸術は多様です。

《第6次元 自然領域》で《原-デザイン》の作品は、短い時間は良いですが長時間たつと作品の魅力は劣化してきます。

年末のお休みと、年末のご挨拶 [気体分子ギャラリー]

オークションを年末にはお休みします。

お買い上げいただいた作品で送れていないものもありますので、

そうした手続きを終える事に集中させていただきます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【年末のご挨拶と総括】

 

本年は気体分子ギャラリーのオークションをご愛顧いただき、

深く感謝いたします。

多くの不手際をかかえながらも、かろうじて続けられましたのも、

みなさまのおかげと、深く感謝いたしております。

 

作家としての制作の励みには、この気体分子の毎日オークションが有効という思いがあります。が、同時に、運営の事務手続きの大変さと遅れには、改めて極めてむずかしいものであるという反省をいたしております。

 

武士の商法ではありませんが、アーティストの商法のむずかしさです。このむずかしさにこそ、現在の芸術家問題の本質があると思います。制作や創造性を中心にするのではなくて、管理や運営を中心に据える必要が、生じてきているのです。これはコペルニクス的な大転換の必要性です。

 

あらたに参加してくださった糸崎公朗さんとは、ビジネス書の読書会をしようと話しています。アーティストの弱点が、付け焼き刃でなおるはずもありません。しかし決意もあらたに、来年も頑張りたいと思います。糸崎公朗さんの立教大学大学院での彦坂尚嘉の授業への出席を含めた果敢なチャレンジが、芸術的には成果をあげたのが本年でありました。それはシュミレーショニズムの徹底化であり、その果敢な実行が生む成果でした。

 

芸術分析的には、ブログで詳細に書いて行く事が出来ないほどに進展しました。特に200次元までの発見は、いままでの芸術鑑賞での体験にあった謎を解くものでした。作家としての満足に行く制作を追求する意味では、満足のいく目標と言うか、目安となりました。

 

それと《原-芸術》《原-デザイン》《原-イラスト》《原-工芸》といった、《原-》という言葉を使っての言語判定法の新開発で、これも今までにない芸術分析の厳密さが増大しています。つまり芸術分析的には大きな進展のある一年でした。

 

課題であったアトリエの整理は、栃原比比奈さんの献身的で果敢な努力の継続で、山口俊朗/中川晋介さんらの協力も得て1年かけてかなりの進展をとげました。引き続き来年は彦坂尚嘉の整理の努力が必要とされる段階です。

 

五十嵐太郎ゼミの彦坂訪問を契機にした、このアトリエの整理が、人間関係の変動をも生み出してきています。この五十嵐ゼミに関わるアトリエ整備を妨害した人と、協力した人への分裂が契機での内部変動の詳細ないきさつは、本質的な差異や思考の方向性の違いを含んでいることもあって書く事ができません。本年最後のオークションに露呈した検閲削除問題に象徴されるように、ここには現代日本の美術家の内面に深く浸透している《群れ》や《村》の体質があります。つまり明治以来、近代国民国家の空間の大きさも成立していない人々が、実は《趣味の美術》を形成してきているという遅れの基盤を作ってきているのです。作品を自力で売ろうとするギャラリー活動は、同時にこうした《群れ》や《村》の体質の小さな空間に生きるアーティストとの亀裂を生んだのです。この場合、生きる空間性が小さいと言う事が、本質的な齟齬をつくります。

 

村上隆だけでなくて、奈良美知の場合にも、作品だけでなくて人格の根底に大きな空間性・・・グローバルな今日の世界空間に対応する大きな空間性が存在しているのです。それに対して日本の《群れ》や《村》の体質の小さな空間に生きるアーティストは、その小さな空間性にあった独特な思考をしているのです。それはアーティストだけの問題ではなくて、日本の大衆の問題であります。

 

1991年のソヴィエト崩壊以降は、情報革命の激変が起きたにもかかわらず、この変化についていけない日本社会の停滞が崩壊へと向かう中で、日本の現代美術/現代アートは批評を失い、デザイン化、工芸化、イラスト化へと向かいました。それは同時に《世間体アート》への回帰であったのです。そこには日本社会の根底にある小さな空間性が露呈してきます。

 

ある意味では日本の現代美術/現代アートは、日本社会との和解を経験してきているのです。それを象徴するのが、2000年代の越後妻有トリエンナーレの展開であり、そして今年の瀬戸内国際芸術祭、そして、あいちトリエンナーレ2010でのたくさんの来客数でありました。しかし芸術的な進化があったかは極めて疑問で、内容的には日本社会の基盤に深く存在し続ける小さな空間性をもつ原始的なるもののへの回帰現象の本格的な深化であったように思えます。日本は縮んで行くのです。縮んで縮んで消滅して行く日本・・・・

 

人間関係が、人ごとの生きる空間の大きさによって分類されて行く時代になったのかもしれません。《群れ》や《村》の小さな空間に生きる人は、その同じタイプで集まり,そして《グローバル》な大きな空間性を求めて生きる人々は、同じようなタイプで関係を形成して行く。そういう分裂が起きてきているように思います。こういう体質の違いは、昔からあったようにも思いますが、以前にも増して強烈に意識されたこの一年でした。

 

振り返って自分自身に戻ると、必ずしもグローバルな大きさが無かったようにも思います。ホームページやウエブへの展開も、なかなか出来ませんでした。上岡誠二さん、そして中川晋介さん、栃原比比奈さんのご尽力で整備が進んできていますが、まだ完成ではありません。英語サイトは準備すら、進みません。分裂のエネルギーを外に転化するためにも、英語サイトの立ち上げが急務です。改めて、空間の大きさに対する反省を、自分自身の中でも進めなければなりません。課題は多く、なかなか遅々として進みませんが、来年こそはと、無い気力を振り絞って、奮起したいと思います。

 

最後に、本年作品を買ってくださった方々に、改めて深く御礼をいたします。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

気体分子ギャラリー

彦坂尚嘉

栃原比比奈

田嶋奈保子

上岡誠二

糸崎公朗

中川晋介

山口俊郎


第93回気体分子ギャラリー・オークション糸崎公朗「反ー反写真」個展♯6(改題) [気体分子ギャラリー]

糸崎公朗「反ー反写真」個展6

第93回気体分子ギャラリー・オークション
【締め切り12/20(月)】

  • 途中からで恐縮ですが、題名を変えました。オークションを作家の個展としてまとめて表示する事を、この糸崎さんの作品の提示の途中から考えつきました。という訳で、個展形式とシリーズ形式も交えて、このオークションを進めていこうと思います。改造中なので、過去の記事で改正していないものもあって、お見苦しい面がありますが、直しますので、ご容赦ください。こういう個展形式も交えると、ともっと多くの作家にも参加してもらえると思うのです。だからといって、何でもありという形は取りたくありません。あくまでも、気体分子ギャラリーのポリシーを形成し、まもって行きたいと思います。その条件は、このブログの当初は《41次元》性であり《
    超一流性
    》であったのですが、そのこだわりは変わりませんが、芸術分析も進化してきていて、今の時点で、一番重視するのは《原-芸術
    》性です。これについては、機会を見つけてブログで論を展開したいと思っています。

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糸崎公朗 「反ー反写真」♯6
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糸崎公朗「反ー反写真」個展♯1/第88回気体分子オークション(改題) [気体分子ギャラリー]

糸崎公朗「反ー反写真」個展♯1

第88
回気体分子ギャラリー・オークション
【締め切り12/20(月)】

  • 途中からで恐縮ですが、題名を変えました。オークションを作家の個展としてまとめて表示する事を、この糸崎さんの作品の提示の途中から考えつきました。という訳で、個展形式とシリーズ形式も交えて、このオークションを進めていこうと思います。こうするともっと多くの作家にも参加してもらえると思うのです。だからといって、何でもありという形は取りたくありません。あくまでも、気体分子ギャラリーのポリシーを形成し、まもって行きたいと思います。その条件は、このブログの当初は《41次元》性であり《
    超一流性
    》であったのですが、そのこだわりは変わりませんが、芸術分析も進化してきていて、今の時点で、一番重視するのは《原-芸術
    》性です。これについては、機会を見つけてブログで論を展開したいと思っています。

糸崎公朗さんの登場です。
最近の「反《反写真》」というものを、私は芸術写真として評価しています。

糸崎さんの街歩きの視点が持つ空間の大きさ、それは《宇宙》性を持っていて、気持ちがよいものです。下の写真では、一番奥の山の先までの空間が、さらにその向こう側にまで延長性を持っています。まるでプーサンの絵画のようです。この空間の大きさや深さは、意識の深さであって、糸崎さんの才能が示しているものであって、なかなか他人に真似できるものでは有りません。


糸崎1.jpg
糸崎公朗 「反ー反写真」♯1
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この作品は《原ー芸術》性を持っているのです。さらには《超一流》性も獲得してきています。その上、鑑賞構造性も持ってきていて、《対話》《信仰》の2つがあります。

『アートの格付け』

彦坂尚嘉責任による[糸崎公朗の「反ー反写真」♯1]の芸術分析


《想像界》の眼で《超次元〜第150次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第150次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元〜第150次元》の《真性の芸術》



《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現。



《シリアス・アート》である。ただし《気晴らしアート》性が無い。
《ハイアート》である。ただし《ローアート》性が無い。
シニフィアンの表現である。ただしシニフィエ性が無い。
理性脳の表現である。ただしと原始脳性が無い。

《透視画面》 オプティカル・イリュージョン【A級美術】。ただし【B級美術】性が無い。


《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》《形骸》《炎上》《崩壊》の全概念梯子が有る。

《原大衆芸術》《原イラストレーション》《原デザイン》《原シンボル》の概念梯子が無い。

貴族の芸術である。ただし大衆美術性が無い。

作品空間の意識の大きさが《宇宙》である。
《対話》《信仰》という鑑賞構造2つが有る。しかし《愛玩》《驚愕》《瞑想》は無い。
情報量が100である。



糸崎さんのフォトモに代表される作品は、《大衆芸術》性によっているものでしたが、この「反《反写真》では《高尚な芸術》性による作品になっているのです。

1人の作家に、こうした変化が起きる事は、きわめて珍しいのです。(中川晋介さんにも、こうした成長はあります。

こうした変化を示す作家は、珍しいのです。過去の例では、雪舟の成長による変貌、さらにゴッホの変貌や、北脇昇の成長が知られているだけです。芸術というのは、天性の才能ではなくて、学習によるものである事をこれらの実例では示しています。

この変貌や成長への学習のエネルギーそのものは、糸崎さん自身が持っているものです。自発性の高さが、こうした芸術の高みへの達成を獲得したのです。

こうした自発的な欲望を持つ作家は、私は今まで出会った事がありませんでした。最近は栃原さんや中川さんも含めて出会ってはきていますが、それまでは空振りの連続であったのです。

私の出会ってきた人々の多くが、自分自身を守ることに汲々としていて、成長への意欲を持っていなかったのです。これらの人々はあきれるほどに学習能力が無く、保身とナルシズムに固まっていました。その意味で、多くの人間は、人間が持つ成長の力を使う事無く、低いままで昆虫のように生きて死ぬものなのです。

今村昌平の『日本昆虫記』という1963年の映画は、そういう日本人を描いていましたが、ナルシズムの中で自足して終わる昆虫人間の凡庸さが、日本の基準的な生き方だと言えます。

その中で、糸崎さんは、めずらしい成長を示しているのです。栃原さんや中川さんとの違いは、すでに糸崎さん自身はフォトモと言う作品で知名度も評価も獲得しているからで、単なる無名の新人ではないからです。約10年の活動の後に、更なる展開と成長を達成しようと果敢な努力をなさる糸崎さんの意欲は、なみなみならない人格力が生み出すものなのです。それは死刑囚・永山則夫を思い出させるものがあります。『無知の涙』という永山の著作が示しているように、学習によって人間は覚醒していくのです。つまり糸崎さんが示しているのは、日本の中には、芸術について学ぶチャンスが少ないのです。あるいは芸術を教える教師がいなくなっているのです。

自殺した江藤淳が指摘していたように、敗戦後の日本は、アメリカの検閲による文化崩壊が起きて、虚偽の文化空間を生きてきているのです。それは同時に芸術の喪失でもあったのです。1953年の岡本太郎の変貌以来、日本芸術は、虚偽の美術の中に沈んだのです。岡本太郎の呪縛にとらわれた岡本チルドレン。糸崎さんもその1人でありました。しかし覚醒したのです。

しかし、疑う事もできます。糸崎さんのこうした変化も、付け焼き刃に過ぎなくて、すぐに落ちるのではないのか?
その可能性はおおいにあります。
私が関わってきた何人もの作家は、実は過ぐに8次元に転落していったのです。芸術というのは、むずかしいものなのです。私自身にも関わる問題ですが、芸術のこうしたむずかしさを追求する道を歩む事は、ある意味で宗教の修行に似ているものと言えます。日本人は、古来、それを「道」と呼んできました。

写真家の土門拳には、そうした偉大さがありました。雪舟や、雪村という画家にも、同じような偉大さがあって、多くの人を引きつけます。日本人にとっては、やはり「道」としてたち現れるものなのかもしれません。

こうした伝統の匂いもまた、虚偽に思えますが。





タグ:糸崎公朗

オークション以後の問題(後半削除違うブログに移項) [気体分子ギャラリー]

オークションということと、それ以後の問題を書いておきます。
オークションでは、作品の価格を1/6〜1/10の低価格にするところから始めています。気体分子ギャラリーの場合には、中古作品の販売ではなくて、新作の販売に限っているので、新作故のリスクの高さを前提にした価格設定と、オークションになっています。

つまり時間がたって、評価が出てきた場合には価格は変わっていくのです。詳しく述べるのは煩雑なので、ここではやりませんが、美術品の場合には、このような設定はあり得るのです。

実例があるので、オークション終了以後の問題例として、次をみてください。



はじめまして。

つい最近、ここを見つけました。◎◎と申します。
先生の作品は■■■■工房で刷り上げられた作品を中心に拝見させていただいております。
絵のことは良くわかりませが、先生の研ぎすまされた感覚が好きで、△△△△シリーズを家に飾らしていただいています。

このオークションは既に終わっているようですが、まだお手元にある場合、入札価格で宜しければお譲りいただけないでしょうか?
どうぞ宜しくお願い致します。

 
● 入 札 金 額:
[6000円]

●  競りの最高額:

● 落札後必要事項としてお選びください。

 1. 作品本体シートのみ希望



このメールに対して、彦坂は次のように返信しています。

◎◎様

メールありがとうございます。
ご購入の希望、ありがたく思います。


■■■■さんのご縁ですか。ありがとうございます。
『△△△△』は私も好きなシリーズです。
飾っていただいていて、うれしく思います。感謝いたします。

さて、オークションの件ですが、
オークションが終了してしまいますと、販売価格が即決価格の 
60,000円になってしまいます。

もともとが、作品の価格が、従来の私の定価や、現在の現代アートの価 
格の1/6から1/10の低価格で
オークションをしています。
それはしかしオークションという1週間の時間を限った新作の販売とい 
う条件でのものです。
オークションの最低入札価格が定価とか、プライマリープライスではな 
いのです。
本来の価格は10倍以上のものとお考えください。

美術作品というものの値段というのは、他の一般的な物品とは違う原理 
で動いています。
その独特の仕組みを承知してオークションをしていますので、
申し訳ないのですが、オークション終了後は、1/10の価格での販 
売はできかねるのです。

ご購入の希望はありがたく思いますが、今回はあきらめていただいて、 
オークション時でのご購入を
狙っていただくか、本来の定価である即決価格でのご購入をお願いした 
く思います。
ご理解をお願いする次第です


気体分子ギャラリー
彦坂尚嘉



11000円の入札がありました [気体分子ギャラリー]

1011018_02.jpg

入札がありました。
現在の入札価格:11,000円

競りの現在の価格8000円です [気体分子ギャラリー]

1011018_02.jpg

入札がありました。
現在の価格:8000円

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